目次



1. 高信頼性ハードウェア・システムへの提案                  


フライト・コントロール・システムで主要なハード構成は、FBWシステムの場合、センサコンピュータアクチュエータです。

 
設計要求であるFARのPart25.1309によると、機体としては10-9回/飛行時間以上のextremly improbableな作動信頼性を持たせなければなりません。したがって飛行制御システムとしては10-10以下の故障率で設計していく必要があります。

 現在、その条件で設計製造された機体が型式証明を獲得して飛んでおり、運行の安全性を担う重要な要件を支えています。 しかし、世界的に飛行機利用が大幅に増加していて、前述のような航空機事故統計の現状があります。

 事故数自体は増加している状況ですから、何らかの対策を打ち出していかねばなりません。例えば全機として10-12以上に要求をレベル・アップすべき時期に来ていると考えられます。高信頼性システム概念

 基本的な機体システム作動信頼性を高度なものにしていくことは、たとえその機体が途上国や運航環境の劣悪なところで運用されても、そこでの作動信頼性を底上げすることになって、非常に効果的になります。



 ただ、設計要求をあげることの問題点は、
コストの増大と、故障確率の増大に繋がる可能性があることです。これらに配慮した有効な対策を取りながら、作動信頼性を高めていく必要があります。
 現在、機体メーカはこれに対してどこも積極的ではなく、今現状が安全ではない印象を与える、として慎重な姿勢を崩していません。、


2. センサ・システムの高信頼性化対策                 

1
) Skewed配列の適用による、センサ・ハード個数の制限

2) 解析的冗長性の適用によるより高度な冗長度の達成


 これらの方策の適用によって目標の高信頼性化を達成できます。

3. コンピュータ・システムの高信頼性化対策              

1) Flexible Actuation Systemの適用
によって、フライト・コントロール・コンピュータに冗長度が加わることになり、目標の高信頼性化を達成できます。

 コンピュータを増やすことは、現在それほどの負担はありません。親子系列をきちんとし、機能分散配置したコンピュータ・システムが求められます。

4. アクチュエータ・システムの高信頼性化対策            

1) Flexible Actuation Systemの適用
によって、アクチュエータ自体はSimplexに近いもので故障確率を下げ、サクセス・パスを多様化させることで、冗長度が向上することから、目標の高信頼性化を達成できます。


これらの提案は、部分的にはすでにかなり進んでいるのですが、全体として飛行実証の段階を経る必要があります
 

           
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